イトヨリダイを捌いて残ったアラを使って「アラ煮」を作っていきます。
アラも「霜降り」の下処理をすれば、アラ汁、アラ煮、鍋物にしても臭みもなく無駄になりません。
さばき方については、下記の動画を見ると分かりやすいと思うので見てみてください。
癖もなく万能な魚なので、和洋中と様々な料理に使えます。
イトヨリダイは身が柔いのが特徴です。
イトヨリダイ(糸撚鯛、または、糸縒鯛。学名:Nemipterus virgatus)は、硬骨魚綱スズキ目イトヨリダイ科に属する海水魚である。
出典:wikipedia・・・イトヨリダイ
しかし、綺麗な虹色に輝いていますよね。
「湯霜造り」の刺身も美味しかったです。
それでは、今回の主役のアラを使って料理していきましょう。
魚のアラは下処理の「霜降り」が一番大事!臭みもなく澄んだ煮汁に仕上がる!
アラに塩を振って10分おき、80度ほどの熱湯をかけて洗い流す「霜降りの下処理」をします。
こうすることで、残っているウロコや血合いにヌメリも取れるため、アクも少なく澄んだ煮汁に仕上がり臭みも出ません。
煮魚を食べているときに、ウロコが残っていて口に入ると不快ですよね?
「煮魚の煮汁の簡単な割合」
- 水:4
- 日本酒:4
- 味醂:1
- 醤油:1
- 砂糖:お好み
- ショウガ、ネギ:お好み(入れなくても良い)
もし、日本酒を多く使いたくないという方は、水:5、醤油:1、日本酒:1、味醂:1、砂糖:お好み、でも良いです。
鍋にアラを入れて半分よりも少し浸る程度の煮汁を加えて火にかけ、沸いてきたらアクを取って落とし蓋やリードペーパーなどを被せて少ない煮汁で煮ていきます。
10分ほど煮れば出来上がりです。
火が入った目安は、目が白くなって白い玉の部分が出てきたら合図になります。
今回は、青みがなかったので、白髪ネギを天盛りにしました。
煮汁の作り方は様々ありますが、日本酒を多く入れた方が美味しく仕上がります。
イトヨリダイのアラは、お吸物仕立てのアラ汁にすることが多いのですがアラ煮にしても美味しいです。
命をもらうので無駄なく使ってあげてください。
amazon・・・和包丁セット 貝印 関孫六 の詳細はこちら