秋から冬が旬の「赤矢柄」(あかやがら)を捌いて、刺身とアラ汁を作っていきます。
寒くなってくる時期には、鍋物の具材にしても最高ですよ。
下記の動画を見ると分かりやすいと思うので見てみてください。
今回は、皮を引いて刺身にしましたが、皮付きで調理する場合は、表面がつるつるに見えてもウロコ(アジのゼイゴのような物)があるので捌く前に削ぎ取った方が良いです。
頭部が非常に長く大きい割りに、歩留まりが悪いので高級魚になるのでしょうね。
骨も硬いので、頭部を使う場合は分厚い包丁が必要だと思います。
それにしても、特徴的な長い口ですよね・・・
アカヤガラ(赤矢柄、学名: Fistularia petimba)は、トゲウオ目ヤガラ科に属する海水魚である。インド太平洋および大西洋の温帯・亜熱帯域に広く生息[3]し、日本でも南日本を中心にみられる。細長い体型と赤い体色が特徴的な大型魚で、最大で体長2 mに達した記録がある。同属種にアオヤガラ (F. commersonii ) がいるが、こちらはより小型で、また体色が暗青色であることなどから本種と識別される。美味な高級魚であり、淡白な白身を刺身や吸い物などにして食す。漢方薬としても用いられることがある。
出典:wikipedia:アカヤガラ
一見すると、鋭い歯がなくて小さな口の印象ですが獰猛な肉食魚です。
しかし、変わった魚です・・・
何の用途になるのか分かりませんが、尾びれには糸のような物が伸びています。
アカヤガラのさばき方については、冒頭に動画があるので見てみてください。
アカヤガラはエビやカニなどの甲殻類の味もする?皮付きの炙った刺身も美味しい!
アラのお吸物は、エビやカニなどの甲殻類のような味が少ししました。
骨からの旨味が濃い出汁、身もフワフワで美味しかったです。
脂が浮いているのが分かるでしょうか?
刺身は薄造りのようにせず、そぎ造りに切ってみました。
皮をつけたままバーナーで炙りにしても良いですが、アジのような硬いゼイゴがあるので捌く前に取っておくと良いでしょう。
ポン酢で食べてみましたが、身には癖もなく高級魚らしい上品な味わいです。
昆布締めにしても、酒の肴に良いでしょうね。
アカヤガラを見かけることは多くないかもしれませんが、美味しいことには間違いないので試してみてください。
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