キスやハゼの種類は多いですが、どれも味が良いのが特徴ですよね。
今回は、トラハゼやトラギスと呼ばれる、正式名称「クラカケトラギス」を使って唐揚げを作っていきます。
さばき方と唐揚げの作り方については、下記の動画を見ると分かりやすいと思うので見てみてください。
小魚は骨ごと美味しく食べらて、カルシウムの補給にもなるのが良い所ですよね。
キスとハゼの中間のような形態をしています。
クラカケトラギス(鞍掛虎鱚。学名:Parapercis sexfasciata)は、スズキ目ワニギス亜目トラギス科トラギス属の海水魚[1]。日本海、東シナ海、西太平洋、ジャワ海などの沿岸に生息し、産地では食用に利用される。
名称
同属のトラギスとの混称で、トラハゼ(瀬戸内海)、ドウマル(広島県竹原市)、イモハゼ(広島県安芸地方)、ドンポ(長崎県南部)、オキハゼ(長崎県)などと呼ばれる。漢名は「六帯擬鱸」。
形態
最大で12cmまで成長する。丸く細長い灰褐色の体に、頭から尻にかけて鞍を乗せたように濃褐色の斑列が6個所ある。尾びれの付け根上部に黒い斑点があり、他種と区別できる。背ビレと、尻ビレは、底が長くなっている。
生態
沿岸の浅瀬に住み、小型の魚や甲殻類を食べる。初夏に産卵するが、メスからオスへ性転換することで有名。
人間との関係
釣りで、本種を狙うことは少ないが、シロギス、トラギスなどに伴って捕獲される。日本では唐揚げ、天ぷら、刺身、塩焼きなどにすると美味で、骨まで食べられるが、専門的に捕獲される魚ではないため、産地でも市場で少量が取引されるのみである。
出典:wikipedia・・・クラカケトラギス
尾の部分に付いているヒジキのようなものは「ヒジキムシ(イカリムシ)」という寄生虫です。
摘まんで引っ張ると簡単に取れます。
頭だけ見るとハゼっぽいですよね?
背ビレの膜にも模様があります。
ピースサインのような黒い模様が特徴的です。
トラハゼとも呼ばれていますが、ハゼ特有の腹ビレにあたる吸盤はありません。
尾頭付きでも食べられますが、頭部がない方が油はねしにくいです。
どうしても、目が弾けて油はねしてしまいます。
油はねを防ぐには「オイルスクリーン」という道具を使うと良いです。
それでは、クラカケトラギスの唐揚げを作っていきましょう。
「唐揚げの作り方」
- ウロコを取って頭と内臓を取り除いて水洗いする
- 水分を拭き取る(この段階で塩コショウをしても良い)
- 片栗粉をまぶして余分な粉をはたき落とす
- 160度ほどの低温で軽く色づくまで揚げて引き上げる(最初は沈んでいても、火が入ると浮いてくるので目安にしてください)
- 5分ほど置いて、180度で2分ほど二度揚げする
- 熱いうちに塩とコショウで味つけして出来上がり
塩とコショウを最後にすることで、揚げ油に塩分が溶け出さないため再利用できます。
他の料理にも応用が可能です。
クラカケトラギスの唐揚げと、焼酎のカボス炭酸割りで乾杯です。
熱々の出来たてなので、口内火傷には注意して食べてください。
しかし、熱々が美味しいのですよね・・・
二度揚げしてあるので、骨まで丸ごと食べても気になりません。
身はしっかりとしていて、旨味も強いので美味しいです。
名前の通り、ハゼとキスの中間といった味わいなので間違いありません。
唐揚げも美味しかったのですが、おまけで南蛮漬けも作りました。
味つけを揚げた後にしているため、南蛮漬けにも応用ができます。
人それぞれで作り方も違いますが、少しでも参考になれば嬉しいです。