何時もは、砥石を使って手研ぎしていますが・・・
電動の回転砥石にも興味があったので、 HiKOKI(ハイコーキ)の刃物研磨機 GK21s2 を購入してみました。
YouTubeにアップしている動画で使用しているので見てみてください。
実際に使用してみると、慣れていないというのもありますが、刃先だけを研ぐのなら簡単ですけど、刃を寝かせて切刃を広げようとすると微調整が難しいです。
研磨力の性能は問題なく、楽で素早く刃が付くので刃物研磨機の恩恵は大きいなと思いました。
また、普通のグラインダーを使って研いでいる人もいますが、水をかけながら研いでいかないと刃が摩擦熱で高温になるため、焼き戻りして硬度がさがり、いくら研いでも切れない「なまくら」になってしまいます。
そこで、刃が摩擦熱で高温にならないように、水を流しながら研ぐ「水研ぎ」が重要になってくるわけです。
結局のところ、どこまでの刃付けをするのかにもよりますが、包丁研ぎのプロも、荒仕上げは水研ぎの刃物研磨機を使って形を造り、仕上げは手研ぎしている理由が良くわかります。
というわけで、ハイコーキの刃物研磨機を細部まで詳しく紹介していきます。
説明書を読んでから使わないと、怪我をしたり故障の原因にもなりますので、説明書をよく読んでから使ってください。
(最後に電源の説明をしています)
刃がかけたり、大きく修正が必要な時は「刃物研磨機」が便利!?
回転砥石には縦方向に回転するものと、横方向に回転するものがあります。
ハイコーキの刃物研磨機は横方向に回転するものです。
電源のスイッチ部です。
速度調整や逆回転の切り替えなどなくシンプルな構造になっています。
逆回転があると便利なのですが、耐久性などの問題もあるのでしょう。
水差し部分です。
水を貯めてネジでを回すことで水量の調整ができます。
刃を一定角度に保って研ぐための受けですが、ノミやカンナのような直線的な刃を研ぐときに使います。
高さ調整、角度調整もできるのですが、切っ先に反りがある長い包丁を研ぐには使いづらいのかなと思いました。
洋包丁なら切刃が広くないので研げますが、和包丁のような片刃で切刃の広いものを研ぐには、角度が立ちすぎて刃先だけしか研げませんでした。
刃欠けしたときなどの、大きく修正が必要な時に刃先を落としてしまうのには大いに役立ちそうです。
手研ぎをしている方なら同感だと思いますが、荒砥石は削れて変形するのが早いので、面直しを頻繁にしないといけませんが、回転砥石だと波打ったような変形もありませんし、砥石を上に当てるだけで面直しもできます。
砥石の固定部分です。
中央のツマミにシマルと印字されていますが、回転する方向と逆に回すと外せます。
専用の工具も付属されています。
紐は自分で付けました。
砥石を外した状態です。
黒いフードは上下に調整でき、水跳ねを防止するために使います。
水差しから流れた水は、フードにさえぎられて下に流れていきます。
下受けの奥に穴があり、そこから外に流れていきます。
水の出口の部分です。
ここから、研いで汚れた水が流れていきます。
HiKOKI(ハイコーキ)の刃物研磨機「GK21s2」の別売りオプションで荒砥石と仕上げ砥石がある!
付属品として付いてくる回転砥石は、真ん中にある中砥石の1000番だけですが、左にある荒砥石の100番、右にある仕上げ砥石の6000番も別売りオプションで用意されています。
これも、どこまでの刃付けを求めるか、刃物研磨機だけで研ぐのかにもよるので検討してみてください。
コンセントの部分です。
水を使いながらの作業になるので、安全のために感電や故障を防ぐために、電源と一緒にアース線も繋いでください。
使用方法と用途を守って使えば、手研ぎとは比べ物にならないほど重宝するので購入して良かったと思っています。
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