「フグのヒレ酒」や「イワナの骨酒(こつざけ)」は好きですか?
焼き目が付くほどに香ばしく焼いたヒレや骨などを使い、熱燗を注いで旨味を抽出して味わう一品です。
今回は、私の大好物である「カワハギ」を使って、「ヒレ酒」と「骨酒」を作っていきます。
下記にある動画を見ると分かりやすいと思うので見てみてください。
おまけで作った「肝和え」も絶品でした。
何度食べても飽きません。
しかし、カワハギは何の料理にしても美味しく優秀です。
三枚おろしにして、残った中骨とヒレを使います。
干してしまえば、冷凍保存もできるため、作り置きしておくのも良いでしょう。
今回の主役ではない肝ですが、秋から春先にかけて大きくなってきます。
目が澄んでいて張りがあり、横から見て盛り上がっている物は鮮度の良い証拠です。
ヒレ酒と骨酒の美味しい作り方とは?よく干して香ばしくなるまで焼く事が大事!
フグもカワハギもフグ目に分類されているので、尾びれの見た目も少し似ていますが、フグの方がゼラチン質が多くて柔らかく、カワハギにはゼラチン質がなくて硬いです。
三枚おろしにして残った部分を、塩水で綺麗に洗って水分を拭き取ってから使います。
臭みの原因になる、ヌメリや血合いを取り除いてください。
大好物の肝和えは、捌いた当日に美味しく頂きました。
天日干しで、5日ほどひっくり返しながら干していきます。
このように、カラカラに干しあがれば出来上がりです。
ジップロックなどに入れて冷凍保存もできます。
表面が香ばしく色づくまで、ひっくり返しながら焼いていきます。
この段階で、焼きが甘いと美味しく仕上がりません。
焼いた骨やヒレを器に入れ、熱燗を注いで蓋をして1分ほど待ち、マッチで火を付けてから蓋をして適温になったら出来上がりです。
澄んだ黄金の出汁が摂れます。
立ち上ってくる、香ばしく風味ある香りもたまりません。
肌寒くなってくる時期には、魚の旨味が移った熱燗が心に染みます。
体も温まるので作ってみてください。
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