スイカのような香りがする香魚とは・・・
アユ(鮎)の事です。
また、
一年で一生を終えるため年魚とも呼ばれています。
川魚の中でも、
一番好きな魚だという方も多いのではないでしょうか!?
という訳で、
鮎を塩焼きにしてから土鍋で炊き込みご飯を作ってみました。
しかし、
鮎は美味しいだけでなく綺麗な魚ですよね~
養殖と天然の鮎の違いと見分け方!?
養殖物の鮎の写真です。
天然物の鮎の餌は岩に付いている海苔を食べるので、
歯が養殖物に比べギザギザしていて顔もシャープですし、
スイカのような独特の香りも養殖物に比べると強いのが特徴です。
天然物の場合は、
資源保護のため禁漁期間があり、
6月~8月が旬になります。
鮎の下処理でウロコと糞を取り除く方法!?
実は、
鮎って意外と・・・
かなり、
ウロコがあるんです!
塩焼きなら気にならないかもしれませんが、
取り除いておいたほうが良いでしょう。
それから、
内臓の腸内に海苔などの餌を食べた糞が残っている場合があるので、
腹を指で肛門の方へしごいて取り除いてください。
(捌いて内蔵を取り除いても良いです)
見た目はあまり変わりませんが、
下処理して洗った状態の写真です。
鮎は塩焼きにしてから炊き込みご飯にする!?
下処理を終えた鮎に、
軽く塩をふってから塩焼きにします。
焼くと臭みも取れ、
香ばしい香も合わさって美味しくなります。
ちなみに、
盛り付けた際に表となる頭を左にした方が大事なので、
家庭にある魚焼きグリルなら頭を左にして焼くと仕上がりが綺麗です。
それでは、
土鍋で炊いていきましょう!
出汁、薄口醤油、塩、日本酒で炊いていきます。
塩の塩分は塩焼きした鮎を加えるので、
少し足りないなと思うくらいで丁度良いです。
沸騰してから塩焼きにした鮎を入れて蓋をし、
弱火で10分(一度蓋を開けてみて水分が多い場合は時間を長く)、火を止めて蒸らす事10分すれば完成です。
オコゲを作りたい場合は、
蒸らす前に数十秒ほど強火にして、
鍋底からパチパチと音が聞こえたら直ぐに火を消してください。
炊きあがりましたよ!
後は食べやすいように・・・
食感の邪魔になる頭と骨にヒレを取り除いてください。
小骨は柔らかいので気にならないくらいですけど、
気になる方は全て取り除くと良いでしょう。
ウルカの材料になるワタ(内臓)も、
お好みですけど大人の味わいになります。
ほろ苦い旨味!
ほぐした身と、
木の芽を刻んだものを混ぜ合わせると・・・
鍋底からオコゲも出てきました。
土鍋ならではの良い所!
愛用している土鍋は、
雲井窯の中川一辺陶さんが造る鴨釉土鍋です。
仕上げにも木の芽を添えて完成。
鮎を塩焼きにした香ばしい香り、
爽やかな木の芽の香りと出汁の香り・・・
炊き込みご飯ですけど、
お酒も美味しく呑めました!