肌寒くなってくると、体の温まる鍋物を食べたくなりませんか?
今回は、秋から冬が旬の「赤矢柄」(あかやがら)を使って「ちり鍋」にしていきます。
ちなみに、「ちり鍋」とは白身魚に豆腐や野菜を「水炊き」にしたものです。
下記の動画を見ると分かりやすいと思うので見てみてください。
アカヤガラの皮はツルツルですが、アジのような硬いゼイゴがあるので捌く前に取ってください。
ゼイゴは皮に引っ付いていて、ウロコ取り器では取れないため包丁で削り取りましょう。
見た目は微妙ですが・・・
アカヤガラ(赤矢柄、学名: Fistularia petimba)は、トゲウオ目ヤガラ科に属する海水魚である。インド太平洋および大西洋の温帯・亜熱帯域に広く生息[3]し、日本でも南日本を中心にみられる。細長い体型と赤い体色が特徴的な大型魚で、最大で体長2 mに達した記録がある。同属種にアオヤガラ (F. commersonii ) がいるが、こちらはより小型で、また体色が暗青色であることなどから本種と識別される。美味な高級魚であり、淡白な白身を刺身や吸い物などにして食す。漢方薬としても用いられることがある。
出典:wikipedia:アカヤガラ
味は上品で美味しいです。
大きいように見えて、大半が頭部なので歩留まりは良くありません。
歯は鋭くないですが、獰猛なフィッシュイーターです。
可愛らしい目をしています。
尾ビレからは糸のような物が伸びています。
アカヤガラは本当に不思議な魚ですよね。
さばき方については、冒頭の動画を見てみてください。
ちり鍋の作り方と食べ方?
「ちり鍋の作り方」
- 魚の切り身とアラに塩をして10分おく
- 80度ほどの熱湯をかけて流水で洗い流す
- 豆腐、野菜などを食べやすい大きさに切る
- 鍋に昆布出汁と日本酒を加え、身とアラも入れて火にかける(アラだけで出汁を摂って取り出し、身は後入れでも良い)
- 沸騰してきたら、その他の具材を加えて火が入ったら出来上がり
- ポン酢、紅葉おろし、刻みネギなどで食べる
魚を使う「ちり鍋」は「水炊き」と一緒なので、基本的には出汁に味つけはしません。
アカヤガラのアラからは、魚と甲殻類を足したような出汁が出て、身は繊細できめ細かくフワフワな食感がして美味しいです。
「ちり鍋」はシンプルな料理ですが、素材そのものの味を楽しめるので作ってみてください。
肌寒くなってくる時期なので、体を温めて風邪をひかないようにしましょう。
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