夜釣りをしていると釣れる、毒針があって危険な外道「権瑞(ごんずい)」を食べたことはありますか?
嫌われ者のゴンズイは、アナゴやウナギの中間のような食感で脂がのっていて、身はきめ細かく繊細で非常に美味しい魚なのです。
旬は脂ののる秋から冬とされています。
後で詳しく写真で説明しますが、3箇所の毒針にだけ気をつければ怖いこともありません。
ゴンズイのさばき方については、下記の動画を見ると分かりやすいと思うので見てみてください。
ヌメリの取り方は様々あります。
- 粗塩で揉む
- 酢で揉み洗いする
- 冷凍して解凍してから包丁やブラシで取る、
- 70度の熱湯に30秒ほど浸して氷水で冷やしてから包丁やブラシで取る
お好みの方法で試してみてください。
私の場合は、毒針を取り除いてから粗塩で揉み洗いしています。
釣り場で締めて血抜きしていますが、動画にするために毒針が付いたままの状態です。
ゴンズイ(権瑞、学名 Plotosus japonicus)はナマズ目の海水魚である[1]。他の魚と同様、ギギ、ハゲギギ、ググといった、地方ごとにさまざまな呼称がある[1]。
出典:wikipedia・・・ゴンズイ
幼魚はゴンズイ玉を作って集団で身を守る習性があります。
海のナマズです。
ナマズ類はヒゲが特徴的ですよね。
それでは、危険な毒針がどこにあるのか見ていきましょう。
背ビレの頭側に1本の毒針があります。
左右の胸ビレの付け根に1本づつ毒針があります。
3カ所にある3本の毒針をハサミで切り落とせば、誰でも安全に捌けるので怖くありません。
切り落とした毒針には毒が残っているので、焼いたり煮沸したりして無害化させるか、紙で包むなりして第三者に刺さらないようにしてから捨ててください。
毒針を取り除いてから、粗塩で揉んでヌメリを取り除いていきます。
黄色い色の付いたヌメリは臭みになるので綺麗に洗い流しましょう。
背開きにして串打ちした状態です。
焼き器が無い場合は、フライパンで照り焼きのようにして作ってください。
蒲焼きのタレの作り方!中骨を焼いて加えるだけで本格的な味わいになる!
「蒲焼きのタレの作り方」
- 香ばしく焼いた中骨
- 濃口醤油:100ml
- 日本酒:100ml
- 味醂:100ml
- 砂糖:大さじ1(お好み)
5分ほどアルコールを飛ばしながら煮出せば出来上がりです。
中骨を香ばしく焼いた物を加えると、本格的な蒲焼きの味わいになるので捨てないでください。
最初は素焼きにしてから、タレを塗り重ねながら香ばしく焼いてください。
それでは、ゴンズイの蒲焼きと日本酒で乾杯です。
蒲焼きと相性の良い粉山椒をお好みで振ってください。
小さくても身に脂があり、きめ細かい身質でフワッとした食感です。
例えるとなると難しいのですが、ウナギとアナゴの中間のような感じでしょうか?
ゴンズイを食わず嫌いで食べたことが無いという方は、一度はだまされたと思って試してみてください。
実際、私も食わず嫌いで釣れたらリリースしていたのですが、食べてみると美味しかったので驚きました。