魚を捌いていく際、姿造りの時などのように、ウロコを取らないまま捌く方法もありますが、ウロコを取ってから捌くのが一般的です。
そこで、ウロコ取り器(ばら引き)を使っていくのですが、様々な形の物があって何を選んだら良いのか迷ってしまいませんか?
先ずは、下記にある動画の、0分30秒から1分20秒を見れば、どういう風に使うのかが分かると思うので見てみてください。
エビスダイは、ウロコが硬くて鋭いのが特徴で、うろこ取り器でなでるようにしても取れなく、引っかけて剥がすように取り除くといった感じです。
こういった、昔ながらのウロコ取り器でないと、なかなか取るのが大変だと思います。
また、魚体が大きくなると、ウロコの一つ一つも大きく頑丈になり、ウロコを取る際に飛び散ったりしてしまいます。
水を流しながらウロコを取れば、飛び散りにくくはなりますが完全ではありません。
と言った場合に、便利なのがウロコが飛び散りにくい形状のウロコ取り器になる訳ですが・・・
金属製で円形状の物や、ゴム製の四角い形状の物もありますが、どれも万能というわけではなく、魚種によっては扱いにくい事もあるでしょう。
金属製で円形状の物は、皮が柔らかい魚などの場合には、皮が切れてしまうこともあり、ゴム製の物では、使用していくと傷が入って欠けたりするので、削り直して角を立てないとウロコが取れなくなったり、金属製の物に比べて耐久性に問題があると思います。
そこで、私が主に使っているウロコ取りの道具が、昔ながらの形状をしたウロコ取り器と、鍋用とは別に魚介類専用にしている金タワシです。
カレイやヒラメ、ブリやマゴチといった細かいウロコは、ウロコ取り器(ばら引き)では取れません。
金タワシがあれば、簡単で綺麗に取れるので、併用することをオススメします。
それでは、ウロコ取り器(ばら引き)を詳しく見ていきましょう。
うろこ取り器(ばら引き)のサイズの選び方と怪我を防止して安全に捌く方法とは?
先端の金属部分は、ステンレス製と真鍮製がありますが、色の違いだけで大きな違いはありません。
選ぶ際のサイズ選びですが、小さい物だと柄を含めて短いため、ウロコを取っているときに手から魚体への距離がなく、手が背ビレなどの鋭い棘に刺さってしまう危険性があるため、大きめで長さに余裕のある「大きいサイズ」がオススメです。
うろこ取りの際に怪我を防止する方法として、最初に背ビレなどの鋭い棘をハサミで切っておくと良いでしょう。
ちなみに、大サイズのウロコ取り器の長さは、約200mmあるので参考にしてみてください。
私のは、18-8ステンレス製でサビにも強い素材なので、洗って拭く手入れさえしておけば錆びません。
柄は木製なので、滑ることもなく握り心地も良いです。
しかし、使用後は吸水してしまうため、乾燥させてから保管してください。
いつの時代から、この形状なのかは分からないのですが、昔ながらのウロコ取り器が一番使いやすいように思います。
どの道具も、使用用途によって扱いやすさが違い、長所短所もあるので自分に合った物を選ぶようにしてください。
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