近年、
ウナギの稚魚であるシラスウナギが減少した事で、
ますます高価になってしまった鰻(ウナギ)・・・
養殖のウナギも、
稚魚のシラスウナギから育てられています。
全体のシラスウナギの漁獲量の内、
半分以上は違法な密漁だと言われている!
ウナギの産卵~孵化~稚魚を産ませて育てる完全養殖技術が確立できれば、
密漁や悪徳業者の問題も解決できるのでしょうけど、
ウナギの生態は謎だらけだそうで非常に難しいそうです。
近所で購入した国産ウナギの蒲焼きです。
このままの状態が続くと、
ウナギの値段も上がり続けていくのではないかと心配・・・
そして、
鰻重にすると2匹ほど必要になります。
お店で言えば、
ウナギの量が多い特上になるでしょう!
そこで、
一人分のウナギの蒲焼を、
かさ増しして、二人分の「うなちらし」にしていきます。
先ずはウナギを大きく見せるために、
そぎ切りで斜めに切って、断面が広くなるようにして切ります。
真っ直ぐに切るより大きく見えますよね!?
ウナギの筋繊維がシッカリとした関西風の蒲焼きです。
私の場合は、
焼いてから蒸して柔らかくする関東風よりも、
ウナギの食感と炭火で焼いた香ばしさを逃さない関西風が好み!
破れなくて綺麗な錦糸卵の作り方
そして、
かさ増しして華やかに見せてくれるのが・・・
薄焼き卵を千切りにした錦糸卵!
う巻でも相性は良く間違いありません。
錦糸卵の材料は、
全卵、塩、砂糖、日本酒、葛粉(片栗粉)です。
出汁か水で溶いた葛粉か片栗粉を少量加える事で、
破れたりせずにキリッと角が立った錦糸卵が出来上がります。
裏漉しすると滑らかになり、
均等で綺麗な色に仕上がりますよ!
焼く時に、
葛粉や片栗粉は水で溶くと沈殿するので、
卵液を注ぐたびに泡が立たないように混ぜてください。
卵焼き器で薄焼き卵を焼く時には、
油は最初に引いて焼いたら、
次回からは油を使わないで焼いていきます。
表裏をひっくり返して均等に焼いたら・・・
ザルなどに上げて粗熱を取ってください。
油を使わないので油っぽくなく、
アッサリとした錦糸卵は何にでも使えます。
冷めた薄焼き卵を刻むと錦糸卵になる・・・
薄焼き卵を3枚ほど丸めてから切ると切りやすいです。
あまり重ねすぎると分厚くなり、
切りにくくなるので、三枚ほどが丁度良いかと思います。
刻んでいきほぐすと・・・
錦糸卵の完成です。
葛粉か片栗粉で破れにくくし、
裏漉しと油を使わないことで綺麗に仕上がりました!
べたつかない酢飯の作り方は飯台が不可欠!?
ご飯は、
土鍋で炊いた炊きたての御飯を使い・・・
直径50センチ以上ある大きな飯台に移して・・・
すし酢を加えて、
粘りが出ないよう切るように混ぜていく!
大きな飯台だと万遍なく散らして混ぜる事ができます。
すし酢が全体に馴染んでから、
団扇で扇いで水気を飛ばしてください。
木の芽があったので・・・
隠し味程度に少し刻んで酢飯と合わせました。
材料が完成したので盛り付けていきましょう。
酢飯の上に刻み海苔、錦糸卵、ウナギ、イクラ、木の芽を使って盛り付けました。
鰻の量が少なくても豪華に見えますよね!?
「うなちらし」は見た目も綺麗で節約できる!?
しかも、
美味しいですよ~