秋から冬にかけて旬になる「モクズガニ」を簡単な「塩茹で」にしていきます。
家庭では、蒸し器がないという人も多いと思うので、塩茹でにするのが一番お手軽な調理方法ではないでしょうか?
下記の動画は、酒蒸しにしたものですが、泥抜き、締め方、さばき方が分かりやすいと思うので見てみてください。
モクズガニを美味しく食べるには、泥抜きの下処理が絶対に欠かせません。
販売されている物は、泥抜き済みの物でも一度は泥抜きしてみて確認してください。
モクズガニ(藻屑蟹)Eriocheir japonica (De Haan, 1835)[1]は、エビ目(十脚目)・カニ下目・イワガニ科に分類されるカニの一種。食用として有名な「上海蟹」(チュウゴクモクズガニ)の同属異種である。日本各地で食用にされている内水面漁業の重要漁獲種である。
出典:wikipedia・・・モクズガニ
泥抜きする際の水は、水道水の真水で大丈夫です。
浸す水量は頭部が出て呼吸できる程度にしてください。
完全に水に浸かったままだと死んでしまいます。
「モクズガニを塩茹でにする際のポイント」
- 泥抜きをする
- 氷水で締めて仮死状態にする
- 金串を口(フンドシの先端から刺しても良い)に刺し込んで締める(締めないまま加熱すると「自切(じせつ)」して手足が取れてしまう)
- 全体をブラシで洗い流す
- 「酒蒸し」「塩茹で」ともに甲羅を下に向けてカニ味噌が流れ出ないようにする
- 塩茹でにする際は海水程度の塩水を作り(塩分濃度3%)火にかけて無い状態からカニを入れて火にかけて沸騰してから15分~20分ほど茹でてザルにあげる
- 完全に火を通してから食べる(寄生虫の「ウエステルマン肺吸虫」を死滅させるため)
モクズガニの「自切(じせつ」を防いで綺麗な姿に茹でる方法!
真っ赤にゆであがりました。
締めてから茹でているので、「自切(じせつ)」することもありません。
火にかけていない状態から茹でていくというのも大事です。
足が取れてバラバラだと、姿盛りした際の見た目が悪いですからね。
メスなので絶品の内子が入っています。
左手前にあるのは内子が成長して外子(卵)になったものです。
是非、旬の時期に濃厚な内子を試してみてください。
お酒が進んでしまいますよ!
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