アサヒガニの塩茹でと酢の物!虫のような見た目が微妙で喰わず嫌い?

 

風変わりなカニ「アサヒガニ」をご存じでしょうか?

カニのようで、カニではないような姿をしていますが、味わいは濃厚で絶品です。

旬の時期は、晩秋から春先とされています。

アサヒガニの下処理と茹で方、さばき方については、下記の動画を見ると分かりやすいと思うので見てみてください。

 

 

見た目は微妙ですが、美味しいので食べてみてください。

食わず嫌いと言うのもありますからね。

 

 

アサヒガニは、縦長の甲羅が特徴的です。

 

アサヒガニ(朝日蟹、旭蟹)、学名 Ranina ranina は、十脚目アサヒガニ科に分類されるカニの一種。インド太平洋の温暖な海域に分布する大型のカニで、食用とされる。分類上は1種のみでアサヒガニ属 Ranina を構成する。

甲幅は15cmほどに達し、カニとしては大型の部類に入る。背面は一様に赤橙色をしている。甲は縦長で小さな棘に覆われる。前半部がやや幅広く、ドーム状に膨らむ。前縁に3節からなる長い眼柄があり、その先に複眼がある。両眼の間には三叉の額角、両目の外側に3個の鋸歯、その外側に三叉に分かれた棘が2本突き出る。成体のオスでは三叉の棘が伸びて額角よりも前に出るが、メスは額角より前へ出ない。

鋏脚は左右とも同じ大きさで平たく、はさみ部分が内側を向き、全体的に形をしている。歩脚は全てがガザミ類の遊泳脚のように平たく、砂に潜るのに適している。他のカニと違って腹部が頭胸甲の下に折り畳まれておらず、歩脚の間に突き出ている。甲・歩脚・腹部の縁には褐色の毛が生えている。

出典:wikipedia・・・アサヒガニ

 

他のカニは、茹でると赤くなりますが、アサヒガニは茹でる前から赤いのも特徴になります。

 

 

カニとエビやシャコが混合したような姿?

 

 

顔だけ見るとカニですよね。

 

 

裏を見るとカブトガニのような感じもします。

見ての通り爪が小さいので、ワタリガニのように挟まれることもないでしょう。

 

 

締め方は他のカニと同様で、口に金串を刺してかき混ぜてください。

締めないまま、茹でたり蒸したりすると「自切(じせつ)」して、足が取れてバラバラになってしまいます。

(苦しめないためでもある)

 

 

アサヒガニの見た目が虫っぽいのが苦手という方もいます。

 

 

他のカニは、腹部(はかま)が裏に隠れていますが、アサヒガニは表からでも見えます。

 

 

残った殻は出汁にも使えるので、ブラシなどで綺麗に洗い流しておいてください。

 

 

時期にもよりますが「外子(たまご)」がありました。

外子は、内子(卵巣)が生育した状態です。

 

 

アサヒガニの塩茹での方法?

 

 

下処理を終えて綺麗にしたら、海水程度の塩水を作って、甲羅を下にして20分ほど加熱してください。

 

 

先ほども説明しましたが、火を通す前から赤いのが分かると思います。

このまま、食べても良いのですが、食べやすいように捌いて調理しました。

 

 

エラを外して、身、外子、カニ味噌、残った殻、は無駄なく使えます。

 

 

ほぐした身です。

程よく塩味があり、そのまま食べても美味しい。

 

 

カニ味噌です。

濃厚な味わいで、単品でもお酒が進んでしまいます。

 

 

外子です。

味つけすると、「飛子(とびこ)」のように使えそうな気もするので試してみようと思います。

 

 

身を取り出して残った殻ですが、美味しい出汁が出るので無駄なく使ってください。

味噌汁などの出汁に使うと絶品ですよ!

 

 

それでは、アサヒガニの塩茹でと酢の物に日本酒で乾杯です。

 

 

塩茹でにして半分に切って盛り付けただけですが、身が詰まっているのが分かると思います。

カニの殻を剥きながら食べると、無言になるという場合もありますので・・・

 

 

少し手間は掛かりますが、剥き身にしてから調理するのも良いと思います。

 

 

塩茹でした、カニ味噌と外子を和えただけの物ですが、酒吞みの私にはたまらない一品です。

 

 

最初に捌いておけば、手も汚さずに食べながら、ゆっくりと吞むことができます。

アサヒガニだけではなく、その他のカニでも同様なので作ってみてください。

手間は掛かりますが、喜ばれると思いますよ!

 

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