前回の記事で、料理用ハサミを紹介しましたが、使う用途によって使い勝手も変わってくるため、一概にどちらが良いとは言えません。
先ずは、下記にある動画を見てみてください。
カメラ位置が悪く、体で隠れていますが、大型魚などの太い背ビレなども簡単に切ることができます。
小型の魚であれば、下記の記事で紹介している「料理用ハサミ」の方が万能で使いやすいです。
魚を捌く際に、背ビレなどの鋭いトゲが手に刺さって、痛い思いをしたことはありませんか? 特に、最初…
簡単に分解できるので、丸洗いすることができます。
今回は、水産用はさみ(タナカ型)の「MCCのマリンカッタ」(MRC-170)を紹介していきます。
それでは、詳しく見ていきましょう。
マリンカッタと言うだけあり、水産用のハサミで漁業関係のプロ御用達の道具です。
水産用万能バサミとあるように、釣りにも便利に使えるのでオススメです。
- 耐久性抜群特殊ステンレス鋼製
- 細かい作業に適した剣先型
- サビに強くシャープな切れ味
- 材料が滑りにくいマイクロセレーション加工(ギザ刃)
- 安全開閉ストッパー
切断対象
- 網類
- 魚介類
- 海藻類
- 樹脂ロープ
- ゴム等
本来の用途ではありませんが、サビにも強いため、庭木の剪定や、電工用にケーブルの被覆を剥いたり切断にも使っている人もいて万能に使えます。
ゴム手袋をした状態でも滑りづらく、柄には落下防止金具取り付け穴があります。
水産用のPRO仕様ということです!
魚の骨を切る場合は、1センチほどなら楽に切ることができる切断能力です。
いくら、水産用のプロ仕様といっても、海水が付いたまま放置していると錆びてしまいます。
使用後は、真水で洗って拭き、動きが悪くなったら食品用防錆潤滑油を注油してください。
タナカ型というのは、廃業した田中製作所が作っていたからです。
現在では、様々な会社で同様の物が作られるようになりました。
私が購入したのは、株式会社 MCCコーポレーション (株式会社 松坂鉄工所)のものになります。
タナカ型の特徴は、刃先が細く短いという所です。
刃先が細いため、細かい作業がしやすく、魚のエラを切ったりすることも簡単にでき、刃先が短いことで、「てこの原理」のように軽い力で切断することができます。
ストッパーが付いているため、誤作動による怪我の防止もできます。
片側の刃だけ、ギザギザ加工(マイクロセレーション加工)してあるため、刃が噛みつくように切れて滑りません。
ザクザク切れていくといった切れ味です。
料理用ハサミでも、ギザギザ加工をしていますが、水産用ハサミは更に溝が深いです。
そのため、刃の部分全体が噛みつくようにして切れるので、太い物を切ってもすっぽ抜けたりせずに切ることができます。
大型魚の硬くて太い背ビレを切るなら水産用ハサミが疲れなくてオススメ!
そして、料理用ハサミと大きく違うのが、柄にバネが付いていることです。
握るだけの動作で切り続けることができるので、開く動作が必要ありません。
穴に指を通して切っていて、指に豆ができたことはありませんか?
穴に指を通さず、握って切るだけなので手や指への負担も少ないという訳です。
指の力だけで切るのか、手で握る力で切るのかでは相当な違いがあります。
ただし、水産用ハサミは良いところだけではなく、簡単には分解できなくて洗いにくいです。
一般家庭の用途としては、分解できて洗いやすい料理用ハサミの方が、高強度の作業が必要ない場合には扱いやすいでしょう。
私の場合は、魚釣り専用のハサミもあるため、水産用ハサミは自宅で大型魚など、太いトゲやヒレなどを切る専用にして使っています。
使用用途によって、使い勝手も違ってくるため、自分の用途に合う物を選ぶようにしてください。
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