美味しいのだけれど、小骨が多い魚っていますよね・・・
イワシ、サンマ、ニシン、コノシロなどは、包丁で叩いて、千葉県房総半島沿岸部の郷土料理「なめろう」にすれば、小骨も気にならなくなり美味しく食べられます。
小アジなどの血合い骨を取り除かなくて大丈夫です。
豪快な漁師料理でもある「なめろう」は、出刃包丁一本で作れますし理にもかなっていますよね!
今まで、色々な魚で「なめろう」を作ってきましたが、今回はコノシロを使って作ります。
いつもは、定番の酢締め(酢漬け)にすることが多いです。
先ずは、ウロコを取っていきましょう。
コノシロは皮を手で簡単に剥ぐことができます。
皮を剥ぐことで、コノシロ独特の癖が抑えられて食べやすいです。
「なめろう」の材料
- 魚の身
- お好みの薬味・・・ネギ、ショウガ、ニンニク、ミョウガ、大葉、胡麻
- 味噌・・・身の量の1~2割ほど
「なめろう」を作るときのポイントですが、先に材料を細かく切っておくことです。
あまり、叩いて練り合わせるのに時間がかかってしまうと、味噌の塩分で薬味や身から水分が出てきて、水っぽくなったり生臭みの原因にもなったりもします。
味噌を入れる量は、身の量に対して1~2割ほどにすると失敗がありません。
後は、包丁で叩いて全体を均一に馴染ませれば出来上がりです。
「なめろう」の由来は、お皿を舐めるほど美味しいからだそうです。
そして、お酒にも御飯にも抜群に合います。
先ほど、「なめろう」を作るポイントで説明しましたが、味噌を加えてから素早く混ぜ合わせることにより、水っぽくなくまとまりのある仕上がりにます。
薬味を多めに入れていますが、箸で持ち上げても崩れることはありません。
「なめろう」の美味しい食べ方と「さんが焼き」の作り方とは?
それから、「なめろう」の作り置きはオススメしません。
同じく、時間が経つと味噌の塩分で水気が出てきたり、変色したり臭みも出てきてしまいます。
もし、作りすぎた場合には、「なめろう」を焼いて「さんが焼き」にしておけば、次の日でも美味しく食べることができます。
「さんが焼き」は、魚肉ハンバーグのような物なので、お子さんでも食べられると思いますので試してみてください。
最初から、「さんが焼き」をメインにするのも良いでしょう。
また、「なめろう」を米酢に浸して食べるのも、サッパリとしてオススメの食べ方です。
お酒好きの方は、好きなのでは無いでしょうか?
最後に余った中骨と、切り取った腹骨は、片面だけで十分なので軽く塩胡椒をして、170度に予熱したオーブンで20分~30分ほど焼けば、ノンフライの骨煎餅になりバリバリと食べることができます。
もちろん、軽く干してから油で揚げても良いのですが、一度はノンフライの骨煎餅も試してみてください。
油を使わないので、後片付けも楽ですよ!
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